下から18度、20度、22度のトリプルカーブです。
小学生からいままでクラシックバレエを行っています。
小学5年生の学校検診で発見。当初軽度数であり、経過関節の診断となりました。半年後の検査で腰部30度、胸部34度の診断です。装具適応の診断となり、毎日、10時間の装具着用をしていました。さらに半年後の検診にて腰部、35度、胸部36度の診断です。最近、右背部の隆起がさらに大きくなってきたように思い、心配となり、当院へ来院されました。
背中を触診すると、左腰、右背部、左肩背部、へ隆起を確認しました。右肩は前方へ移動しています。左肩が下がり、右のウエストが消失しています。骨盤は右へ回旋しており、立位で、左足が前方へ移動します。
施術では、足元から上部にかけて整えていき、右背中の隆起を抑えました。体は柔らかく、施術後、右背部の隆起が小さくなり、消失していた、右ウエストがあらわれるのがわかります。
整えた身体をキープするため、授業時の姿勢と、体操を指導しました。
現在、上記の度数となり、体を整える前でもウエストは整っており、隆起も小さくなっています。
側弯症を改善するには、体を整えた後、体がもとに戻る前に、体操を行っていく必要があります。歪みが強い状態で体操やトレーニングを行っても、思うように動かないことがあります。整えた身体を姿勢や装具にてキープしていくことが重要です。
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